
遺伝子、性別、国籍 等 表現が良くないですが「ガチャ」(自分じゃ選択の余地がない、完全なる運任せの要素)な部分がたくさん存在することは事実。ガチャ要素である「遺伝子」は「健康」に対して、けっこう影響力ある。というのが、人間の健康と向き合って24年目を迎える私の感想です。特に40歳以降からは、影響力が高まってくるということも!!
今回は遺伝子(遺伝的要素が関連すると考えられる、様々な事柄)が、40歳以降の健康へどのように関わってくるのかをご紹介します。そして、それらを考えることで「自分に合った健康法を見つけ出す」コツをご紹介したいと思います。
大谷翔平になれる?

192cmの長身を誇る大谷翔平選手。誰もが知る、スポーツ界・野球界の至宝。畏れ多くも彼に登場していただき、そこに名もなき凡人たる私をぶつけることで、遺伝子的な影響について説明したいと思います。
私、谷口化育は大谷翔平(のように)なれるか?(なれる可能性が少しでもあったのか??)少々強引ですが、わかりやすい例えになるので、これでいってみたいと思います。
人は、遺伝的な要素を考慮して人生選択をしている
私は中学生時、身長158cmに達してストップ!大谷選手との差は実に34cm!!今この場に大谷選手が現れたら・・・異国で伝教していた某牧師のヘアスタイルまっしぐらな、私の頭頂部を眺め続けることになるでしょう。(トラック乗ってる時にヘルメット被ることが多かったんですが、その辺りから急激に某牧師化が進みました)大谷選手にさらなる神のご加護を、アーメン!!

身長や体格は両親の遺伝に影響されやすい要素です。ちなみに私158cmと妻144cmの子供二人は

幼いころから、栄養強化された牛乳やら乳製品を与え続けても・・・

〇ノ〇ック・〇ノッ〇ーといった、身長を伸ばす栄養素が詰まった製品に課金し続けても・・・長男に至っては私よりも低く、次男も160cm超えるのが精いっぱいという状況。これぞ遺伝子の影響力と言えましょう!!
遺伝的要素が大きく影響すると思われる、体格という要素ですから「体格が有利に働く職業」に、限りある人生を投資しようとはならなかったです。プロ野球選手、アメフト選手、バスケットボール選手、中には小柄でも活躍されてる方もおられますが、たいていの人は私と同じ考え方・選択をされると思います。
これは体格だけに限らず「脳の傾向」にも言える部分があります。ご両親のどちらかが、いわゆる理系に長けた方の場合、子供さんもその能力を引き継ぐことが多いように思います。芸術系なども、そう言えそうです。
私の場合、長男と次男に協力してもらい実験と分析を行ってみました。実験対象は「ピアノ」です。両名にピアノを習ってもらい、各々発表会で弾いてもらいました。実験結果は非常にはっきりと出まして「長男は私と同じで、一切楽譜を見て弾けなかった」「次男は妻と同じで、楽譜がないと弾けなかった」となりました。厳密に言うと長男は「暗譜で曲を弾くことに、楽譜が一切関与しない」次男は「暗譜で曲を弾くことに、楽譜が関与する」となりました。
ここまで話して、ひとつ申し上げておきたいことが。全てが全て遺伝的な要素で支配されているわけでなく、「影響することがある」ということですので・・・夢や希望を蔑ろにするような意図は全くございませんので、その点ご了承ください。あくまで影響することがある、ということで。得手不得手・向き不向きがあるということですね。それが「健康」というものにも関連があるということです。
健康と遺伝的要因
質問。「あなたは深夜までお酒を飲み続け、数時間仮眠した後、何事もなく仕事ができますか??」
お酒に対する耐性、短時間睡眠での体力回復、この二つは鍛えても向上するものではありません。かなり遺伝子的な要因に左右されますよね。ちなみに私は酒に弱く、ロングスリーパーのため、こんなことをすれば、1週間は体調が戻らず苦労します。
しかし中には「3日くらい、仕事の後に酒飲んで麻雀して、ほとんど寝ずに仕事やってたわー」なんて強者もおられます。健康(健康を保つこと)と遺伝子由来の体の特徴には、切っても切れない関係があるのです。
40歳以降は遺伝的要素が影響してくる
40歳を過ぎてくると、徐々にホルモンの分泌量変化や加齢による肉体的衰えが出てきます。かなり個人差がありますが、ほとんどの方は男女問わず「更年期障害」と呼ばれる好ましくない症状を経験されることとなります。
このあたりの年齢以降になってくると、遺伝的な要素がモロに顕在化してくることがあります。例えばAさんとBさんがおられたとします。AさんもBさんも、若い頃は同レベルのスポーツ選手だったとします。
AさんとBさんに同じだけの筋トレを行っていただくと、Aさんは特に問題なし。Bさんは筋肉痛が激しく、それがきっかけで関節を痛めてしまった・・・極端ですが、こういうことが起こったりします。
Cさんは、毎日10キロのランニングを行って体力を維持されていました。しかし最近、ランニング後に脚のだるさや時に痛みを感じるようになってきました。それでも気にせず続けていると、ついには痛みがひどくなり、全く走れなくなってしまいました・・・
Dさんはもうすぐ80歳。20歳の頃から続けている登山を、今でも変わらず楽しんでおられる。今日も奥穂高岳のジャンダルムを難なくクリア。下山後はお仲間と深夜まで大宴会。
Eさんは90歳を超えた今でも、家族のご飯を作るのが仕事。材料の買い出しも暗算が得意なので、いつでも素早くレジで現金支払い。
A・B・C・D・Eさん、それぞれの状況について、これらは遺伝的な要素が大きく影響していると考えられる例です。これら共通して言えることは「本人の努力に左右されない部分がある」ということです。この現実が受け入れられず、特に真面目な方ほど苦しまれる傾向にあるように思います。ある意味人間にはどうしようもない部分です。
自分の長所短所を分析しよう
たびたび登場させていただきます。私、谷口化育44歳。現在、更年期症状出てきてます!こやつを例に「遺伝的要素に注目した長所と短所」を分析してみましょう。
長所
・持久力がある
→若い頃から持久力は高いです。(運動についてです。勉強とか仕事とかは別・・・)できる限りランニングして、維持に努めています。
・感覚的・直感的に物事を捉えることが得意
→文字・数字は置いといて、自分感覚で把握するようにしています。集中するとすごく疲れるのですが、この疲れは睡眠時間によってしか回復できないので、意識的にロングスリープする日を設けています。(最長12時間ほど)
・目の衰えを感じない
→40歳を超えてくると、けっこう目に来る方が多いです。幸い私は若い頃と全く変わりなく使えているため、目で捉えたものを軸に、様々なことを行っています。先日免許更新がありましたが、深視力測定で距離ゼロのビタ止めに成功しました!(大型免許持っておられる方には伝わるかと)
短所
・筋肉疲労に弱い
→これは中学生時から同じで、短時間に筋肉が壊れる動作(高負荷の筋トレ等)には非常に弱いことがわかっています。下手をすれば筋肉痛が1週間ほど続き、そのストレスに伴い体調が悪化することもあります。年齢が上がってさらに弱くなっているため、高負荷の筋トレ(ジムなどで重いものを担ぐ等)は避けるようにしています。
・酒に弱い
→これも若い頃からですが、注意しています。
・グルテンに弱い
→空腹時にグルテンを大量に摂取すると、高確率で体調を崩します。グルテンを含む食品(パンやうどん等)は、空腹時や運動直後を避けて、控えめに摂取するようにしています。
長所と短所を考慮して、健康維持に努める
私の場合「持久力ある、目と直感使うのが得意なおっさん」「パワー系の運動が合わないおっさん」「食べ物気を付けないといけないおっさん」この3つを意識して、健康維持・増進の対策を考えればOKということになります。これらを考慮して、現在行っていることとしては・・・
・ゆっくりペースの長すぎないランニング
・寝る前のストレッチ
・たまに自重負荷の筋トレ
・主食は6分付き米を主体に
・10年以上やっていて、楽譜見て弾く意味が1ミリも理解できないことをプラス思考で解釈。絶対音感と目をフルに使って演奏する、独自スタイルでのピアノ演奏
以上となります。40歳以降の皆様方で「できていたことが、最近できなくなってきた」「自分流にうまくやれてたことが、うまくいかなくなってきた」こんな経験がおありでしたら、自分に宿る遺伝子からの声に耳を傾けられてはいかがかな、と思います。自我や精神は成長しつづけますが、肉体は必ず衰えていきます・・・40歳以降からは、体の声に耳を傾けるということも大切ですね。
